殺してくれればよかったのに



人生は事故を起こす
不幸は起こりうる
自分には関係がないからと、そこから目を逸らし無視する幸福な土人は、決してこの世に蔓延る理不尽を認めようとしない
俺には理解できない










ずっと現実だけを直視していたら俺はとっくに犯罪者になっていたように思う
欺瞞だとしても逃げ場は要る
現実逃避は、現実を守る為に必要な行為だという確信がある
故に現実逃避は全く悪ではない
解決不可能な感情を抑え付けて爆発させてしまうことこそ危険だ










苦しみだけの現実、追いかけてくる過去、崖へ向かう未来を
かたときでも忘れることのできる何かを探し出して傍らに置いておこう
なんでもいい
映画、音楽、運動、マンガでも、マスかきだっていい
それらは砂漠を往くための水だ







殺されるまでは生きようとは思う